焦燥感対策(2019年12月版)

3週間に1回くらい、いろいろやりたい・しないといけないことがあると思っているのに特にやる気が出ず時間が過ぎることがある。最近そこから回復する策が大体同じなので、轍を作るために書いておく。

1. 理解する

まず焦燥感の中身を理解する。自身の心が何を言っているのかを観る。大体、私の場合はしたいこと・すべきことがたくさんあるのにそれを満たすだけの時間が無いと言って不満を持っていることが多い1。まずはそれらを観て、自身がそういった思いを持っていることを自覚する。

2. 委ね諦める

自分の心がどうなっているのか大体分かったら、ものごとの道理の方を観察する。いろいろな人の人生、歴史などを思い浮かべると、自身で流れを変えやすい要素もあれば、変えにくい要素もある、との思いに至ってくる。思いと言葉と行動はコントロールしやすい要素で、運や生まれの差や縁などはコントロールしにくい要素2である。後者については委ね諦め、前者にフォーカスするようにする3

3. 配分する

元々の問題は、したいこと・すべきことがたくさんあるがそれに対して時間が無いことだった。諦めるべきことを諦めて、フォーカスするべき事にフォーカスできるようになった(とする)。

さてどうスケジュールするか。最優先事項を優先するのが有名だが、今の私は賛成していない。どうもバランスを崩してしまうようである。それは私がいろいろなことを少しずつ同時に進めていきたい(あるいはそうせざるをえない)からであって、最優先事項を設定するとバランスを崩すように感じるからだ4。他にも理由がある。ある期間における時間は有限であり、したいこと・すべきことを進めるのもある程度の予測はできるが、それも完全ではないということだ(振り返れば簡単な問題に多大な時間費やすこともある)。人生にはコントロール出来ないものは多い(と感じている)。

だから代わりに費やすエネルギーを各テーマごとに簡単な比率で配分することにした。「エネルギー」というのは、費やす時間と大体同じとも言えるが、それよりかはもっとふわっと感覚的な、そのテーマに対してかける比重のことを指している。

例えば私の今の配分は以下のようにしている。

  • 音楽:4
  • 読む:3
  • 書く:3
  • 思考:3
  • 資格:2
  • 他:2

この配分を指標にして、大体そのようになるようにやっていくようにする。例えば昨日は音楽をよくやったので、今日は書くのをよくやる、という形で。

4. 再配分する

いくらかの期間が経てば、状況は変わる。上記の例で言えば、今書きたいことが書き終えれば各比重は下げてもいいし、読む時期だと思えば上げると良い。外因によっても変わるだろう。だから、この配分が役に立たなくなったなと感じたときは、このプロセスの1. からもう一度やり直して、配分を新しくする。


  1. それ以外にもいろいろな思いが湧き上がってくるが、表面的な問題として典型的に感じられるのはこれである。その背後に持つ思いも理解しておく方が望ましい

  2. ちなみに後者を自分にとって良い方向にある程度向けることもできる。「自己洗脳」により意識に顕在化しないレベルでポジティブな解釈や反応を増やすことで、良い「運」や「縁」が増える事認識になる(引き寄せ的な話 ※やり過ぎると乖離を起こしかねないのでご注意を)。ただしそれは結局のところ前者に含まれる(思いを変える)のでことになるので、後者については諦めるのが良い(極端な話、災害や無差別殺人の被害に遭うことは100%避けることはできない)。ちなみに、「洗脳」するなら「慈悲」を自覚的にするのがおすすめだと思っています(が好きにしてください)

  3. これは7つの習慣の第一の習慣「主体的である」や、「ニーバーの祈り」と同じ

  4. 7つの習慣』は大分前に読んだので、こう感じることについての記述があったならそれはちゃんと読めていなくてごめんなさいということで